Tip Tap

運命の出会い!!!
ついに、ついに、出会えました。
ご縁があって「Color of Life」の公演に出会って以来、DVDを見て慰める日々でしたが、ついに、出会えました。
日本語のオリジナルミュージカル、
親しみやすく美しい音楽、
 演劇性に富んだ音楽ドラマ、
こういうミュージカルも、観たかったんです…。
大人数でステージショー的に華やかに見せるのも大好きなんですが、こういうドラマ性に重点を置いたミュージカルも大好きです。
こうした劇団さんが、全国各地にもっともっと増えたら良いなぁ…。
劇団四季みたいに、その地方の中心的な都市に、一団体ずつくらいあったらいいなぁ…。
リーディングミュージカル『夜明けを待ちながら』オープニング映像公開
 
Tip Tap 公式HP

”ほんとうの”『銀河鉄道の夜』

宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』は、世に出るまでの経緯や、元原稿を見る限り、かなり未完成な割合が強い気がします。
賢治さんが病に伏せて、結果として、第四次稿が最終稿として、研究者の方々によって整理され、一つのまとまりのある作品のように思ってましたが、いろいろ調べてみると、まだまだ下書きを繰り返していたんじゃないかという印象を、個人的には受けます。
注目すべきは、第一次稿から第三次稿まで、改訂を加える度に、あれだけ育ててきたブルカニロ博士の役割や表現を、第四次稿でバッサリ失くした(いや、階層的には埋めた?)ことです。
その代わり(いや、代わりじゃないんだろうか…?)に、現実世界で直面するのは、
カムパネルラの死の顛末と、
カムパネルラの死を受け止める父の姿。
何か、作品の方向性を大きく変える、重大な気付きや閃き、新たな光が見えたんじゃないだろうか、と思ってしまいます。
それによって、ジョバンニが幻想第四次の銀河鉄道から、現実世界に戻って来る際の描き方を変えたんじゃないだろうか。
少なくとも、ブルカニロ博士を出さないこといによって、仏教的(もっと言えば法華経的)な価値観が、人間が真の幸福に至るための絶対的手段という感じは、非常に薄まった気がします。
もし、賢治さんがもっと生きていたら、カムパネルラの父の描き方は、ブルカニロ博士の変遷のように、もっとさらに賢治さんの描きたかったものが肉付けされたり、余分なものが削ぎ落されたりして、
賢治さんの言葉を借りれば、
”ほんとうの”『銀河鉄道の夜』が、
作品として立ち上がって来たんじゃないだろうか、と思ってしまいます。
こういう想像(というか妄想)をいろいろ膨らませることができるのも、未完の作品を向き合う楽しみかな~と思います。
賢治さんと過ごす日々は、本当に刺激的なアイデアに溢れた毎日です(笑)

中屋敷さんワークショップ!

水戸芸術館でプロの演出家のワークショップに参加!!!
シアターゲームを通じて、演劇を形作っている根本的な要素を参加者みんなで探っていきました。
県北の方で活動されている舞台人の方々と一緒に声を出し合うのもとても刺激になりました。
何より心に残ったのが、
「僕らは、日常を、アドリブで生きている」
という講師の言葉でした。
当たり前ですが、でも、すごく刺さりました。
普段、生きていて自然に揺れ動くこの心が表現できるように、
台本や楽譜や振りを渡された時に、
血や肉になるほど身体に刻んで、
そして全て空っぽにして板に乗る。
そして、その時、感じたままに動いた結果、
たまたま発した言葉や歌や踊りが、
台本の台詞であり、楽譜に書かれた音楽であり、振りつけてもらった踊りになっている。
舞台で発するすべてが、ドラマチックなアドリブになりますように…。
次の舞台では、お星さまに祈るような気持ちで頑張りたいと思います!!!
また素敵な企画を楽しみにしています!ACMさん!!

 

www.arttowermito.or.jp

賢治さん研究

宮沢賢治さんについて調べ始めたのですが、参考にしていた資料が仏教的な側面から賢治さんの生き方や作品について解説している者が多く、偏り過ぎたのを反省中です。それでも、語るのはあの、吉本隆明さん。吉本流の解釈に沿うと、あまりに説得力が強くて、本当に賢治さんはそういう人だったのかと思い込みたくなってしまうほどです。
家の近くの図書館では、ますむらひろし版の銀河鉄道の夜をゲットできました。ブルカニロ博士が登場する、初期稿群も漫画化していることに感動しましたが、コマ割りがまた、ますむら的な解釈を非常に強くしていて、やはり、まとまった時間を作って、原作・原典にあたる必要があると感じました。
幸い、別の図書館から、校本宮沢賢治全集をゲットできたので、週末にでもあたってみようと思います。
できれば、岩手山に登って、賢治さんが見たであろう、星空や夜の静けさや、自然に触れて見たいなぁ…。

宮沢賢治さんという人

宮沢賢治さんという人を調べ始めたんですが、調べれば調べるほど深みにハマっていく気がしてなりません…。
アメニモマケズの詩のイメージが強く、晴耕雨読の朴訥な童話作家みたいな印象があったんですが、いやいやいやいや、すごいですね、賢治さん。
おそらくその人間性の根幹を貫いているであろう、法華経への信仰と、その宗教観に基づく世界への探求心と博愛的な認識感。
人間を、全面的に肯定するように、自分が生きる大地や風土、自然を全面的に肯定し、その世界で、そこに住む人が、幸福に生きるにはどうすればいいのか、問い続ける。
しかも、単に学問的に追及するだけでなく、自ら教職を退いて、ある意味、野に下り、農家の一人としての生活実践を通じて、みんなの幸せを求めた、在野の宗教家と言ったらいいんでしょうか。
そこにまた、作家としての創造性も共存するという奇跡。
数々の詩と童話。作曲もすれば、絵も描く。チェロなどの楽器もたしなむし、演劇作品を作って、生徒たちと上演する。
地質や農業に関する科学者のような一面、
数々の作品群を生み出すアーティストの一面、
そして、世界の幸福を追い求めた宗教家としての一面、
一つ一つの側面が突出していて、これが一人の人間の中に集約されているという凄さ。
その、人間的な根幹が、自分なりにかすかにでもつかめれば、御の字だなぁと思います。

職業柄、しみじみ思います。
こういう人は、幼児期にいったいどういう生活の姿を見せていたのだろうか、と。
これから来年の5月まで、この類まれなる人と一緒に生活していけるのが、とても幸せです(笑)

ウルトラヒーローズEXPO2017バトルステージ「決戦!光を超えて闇を討つ」

huluに、ウルトラマンが、きたーーーー!!!
舞台仲間にウルトラマンの凄さを熱弁され、これも何かの縁と思い、数年間にウルトラマンエキスポを訪れました。
そのとき、会場内で握手してもらったウルトラセブンの、あの力強さ。
力は強いのに痛さとかは全然なく、ただただとにかく、温かさと優しさと頼もしさを感じる強さに、ほんとに感動しました。
握手一つで、どれだけ深い感動と夢を子どもたちに与えられるんだって、本当にびっくりしました。
あれ以来、仕事中にも子どもたちと握手するときは、あのときセブンがくれた力強さを思い出して、意識している自分がいます。
スーツアクターさんが、ほんっとにかっこいいです!
仁王立ち一つ取っても、顔の傾け具合や、動く時の緩急、足の開きから腕の角度、大げさな言い方をすれば、歌舞伎の型にも匹敵する様式美を感じます!!!
そして、スーツを着ながらの大立ち回り。怪獣に飛び乗って安全に投げ技を決めるとか、両者のアクションや身体表現の技術の高さをひしひしと感じます。
大型スクリーンを使ったいろいろな技のエフェクトも超かっこいいです。一度でいいから、あの舞台セットを使って、何かスゴイ技を決めてみたい…(笑)
ありがとう、hulu!!!!!!

 

www.hulu.jp

 

「クリエ次回作は、『銀河鉄道の夜』に決定!」

速報号外!!!
「クリエ次回作は、『銀河鉄道の夜』に決定!」

茨城県ひたちなか市つくば市で活動している劇団クリエは、コロナ禍の中、活動を休止していました。その中で、オンラインでのグループレッスンを行ったり、感染状況の収束に伴い、オフラインでのワークショップを再開したりして、次回公演に向けた努力を粘り強く続けてきました。
そして、ついに、劇団再起動となる次回公演の演目が、公式のアカウントの発表に先立って、ワークショップ参加者に発表されました。情報解禁の許可ももらっているので、ぜひ、拡散していただければ幸いです。

次回公演の演目は、宮沢賢治の不屈の名作『銀河鉄道の夜』です!

児童文学ファンのみならず、様々な劇団さんがこの作品を愛していて、その作品の持つ経緯もあいまって、本当にいろんな上演の仕方がされています。
アニメ版では、猫を擬人化して描いたりしてる作品もあります。
ミュージカル版でも、大手のプロダクションが作っているものもありますが、クリエ版もそれに負けない魅力が詰まっていると確信します!
何より特徴的なのは、「宇宙」や「星空」、「銀河」といった壮大な自然をテーマにした音楽!!!
脚本の上原先生と作曲家の金藏さんのコンビにとって、これらのテーマはまさに十八番です。一度聴いただけで、観客を壮大な星空の海に連れて行ってくれます。

本番が待ちきれないという方は、こちらから過去の上演作品が購入できます♪
ぜひぜひ、チェックしてみてください!!!
公演の日時詳細などは、追ってこちらでもご案内いたします!
まずは何より、活動再開、おめでとうございます~~~~!!!!!!

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