ままごと「わが星」

いや~、こんな面白い作り方をしている演劇作品があったなんて、衝撃でした。
空間や空間の広がり方と狭まり方、
何億年の話しかと思ったら、日常の何気ない数分間の話しになったり、
壮大な宇宙の星々が語り合ってるかと思えば、
一つの家族が世間話をしていたり、
その全てがダイナミックに行ったり来たりする中、
ずっと一定のリズムで刻み続ける時報の音。
そして、その時報のリズムに乗ってラップのように語られる場面。
それはまるで、メロディーのないミュージカルだと思います。
いや、メロディーは、その場の俳優たちが自分で表現する、即興ミュージカルのような。

交錯する誕生と消滅、生と死、繰り返される始まりと終わり。
テーマも作り方も本当に興味深い作品ですし、
これを実際に演じる俳優さんたちが本当にすごいと思います…。
たぶん、作り方としては、ほんっとに端から端まで、一言一句、台本の全ての文字を血と骨に刻んで、そこから自分のパートだけを捉えていくような。
やっぱり舞台って、知れば知るほど、面白過ぎて深みにハマるなぁと改めて思いました。

 

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