ETV特集『カキと森と長靴と』

ETV特集『カキと森と長靴と』を視聴!

タイトルや番組情報から、何か記憶に引っかかるものを感じて、もしかしてと思い、ミュージカル『森は生きている』の資料集を開いてみました。

すると、やはり、ビンゴ!!!

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ある本の特集記事がとても興味深かったので、コピーして補完しておきました。そして、そこに出てくる人物に惹かれて、まさに現実世界にいる"十二の月の精霊"じゃないかと思っていました。

そして、心底思いました。この人の声や動作、仕草、キャラクターに触れてみたいと。

そうして、2年くらい過ぎた今、この番組と出会えた幸運に感謝です。

いざ視聴してみると、やはりこの人こそ、求めていた人物だと感じました。

カキの養殖一筋、70年。こう書くと、カキについて豊富な経験と知識を持っているような印象があるかもしれませんが、カキを通じて、海の生態系、海の生態系につながる河川の生態系、そして、海に豊富な栄養分をもたらす森の生態系についての、豊富な経験知に、ただただ呆気に取られるばかりでした。

それは学者のような専門的な知識の部分もありますが、それ以上に豊富な、70年、五感で蓄えてきた経験知が何よりすごいと思いました。

震災後、様々な瓦礫や燃料なども海に流れ出し、舞根湾はもう”死の海”になってしまったんじゃないか。漁業関係者の間で広がる不安の中、水質調査をした結果、なんと、カキが食べられないくらいの、豊富な植物プランクトンが確認できたと。

それは一重に、畠山さんが地道に植林を続けてきた結果なんだそうです。

「きっと数億年もの間、同じような営みが、繰り返されてきたのだろう。」

カキを通じて、悠久の時の流れや神羅万象に思いを馳せるその姿や風格が、本当に勉強になります。

これからは、畠山さんの書籍や絵本にも手を伸ばしてみようと思います。

そして、いつか東北巡りができたら、必ずこの舞根湾や室根山も訪れてみたいと思います!

 

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