映画「Kinky Boots」

気になっていたけど中々見れなかった作品群の中で、ようやくまず一作を鑑賞!!!
最高でした!
「Kinky Boots」
ストーリーの大筋は知っていて、LGBTQをテーマに逆境を跳ね返す強さを訴えた、ヒューマンコメディの作品なのかなぁと漠然と思っていたんですが、実際見たら、そんな浅はかなくくりを吹き飛ばす、すさまじいエネルギーでした…。
印象的だったのは、ローラ演じるキウェテルさんの、色気やセクシーさの表現!!!
 僕の中にあったステレオタイプな演技なんかしなくても、役として女性の心が作れていれば、しかもただの女性じゃなく、クイーンとしての自分が築けていれば、あんなさりげない目線とか、仕草とか、歩き方、歌い方、立ち居振る舞いで、色気を出すことができるんだってのが、ほんとに勉強になりました。
特に、ミラノのショーのシーンが大好きです!
嘆きの天使ボーイズが派手に踊って華々しく見せる中、ゆったりした動きで堂々と歌うローラの女王様感が魅力的で、何度も見返したくなります。
また、動きとは多少ずれても、あえて曲のテンポに合わせて、行進風に足音を重ねる演出も、彼女たちの力強さを感じさせて、シーンがより際立って見えて好きです。
心にはいろんな葛藤がありながらも、偏見や差別を吹き飛ばして、堂々とパフォーマンスを行うその姿が、本当にかっこいいし、美しいなって思います。
それに、映画の中で彼女たちのショーで感じるのは、そのテクニックの高さです。
ローラの歌やパフォーマンス、そしてボーイズの鍛え抜かれた肉体美とダンスパフォーマンス。
他人の目が不安になるのは、自信が無いから。でも、努力して、確かなテクニックを身に付ければ、奇抜な見た目だろうと、自分に自信が持てる。
自分の努力とそれによって培ったテクニックが、自分に自信をくれる。
彼女たちみたいに、堂々と人前に立ちたい!
そうなるよう練習しようと、すげー熱くなりました。
映画を通して感じるのは、男らしさと女らしさよりも、自分らしさやその人らしさってのを尊重することが大切なんだなって改めて思いました。
僕みたいに、
まだこの映画やミュージカルを観たことのない、
紳士淑女のみなさま、
そして、どちらか迷ってるみなさま、
ぜひ一度ご覧いただければと思います♪